原城城南里城隍林(天然記念物第93号)
Natural Monument
(天然記念物第93号)
原城 城南里 城隍林
Detail
- 分類 : 自然遺産 / 天然記念物 / 文化歴史記念物 / 民俗
- 指定(登録)日 : 1962.12.07
- 所在地 : 江原道 原州市 神林面 城南里 191番地
- 所有者(所有団体) : 国(建設部他)
- 管理者(管理団体) :原州市
城隍林は村を保護し守る森で、原城城南里の城隍林は村から多少離れた場所にある。
城隍林を構成している植物としては、スイカズラ属、杏の木、楢、ミズキ、ケアムールシナノキ、マンシュウグルミ、ハクウンボク、ヤチダモ、ウリノキ、サンショウ、ボダイジュ、ヒトツバハギ、トックリイチゴ、イバラ、ツルウメモドキ、アケビなどで中部温帯地域を代表する森を成している。城南里の住民たちは雉岳山の城隍神を村の守護神と信じてこれまで100年余りの間、毎年4月8日と9月9日に村の平和を祈って祭事を行ってきたが、現在は科学の発達によりこのような行事は次第に行われなくなった。
原城城南里の城隍林は温帯地方を代表するにふさわしい広葉樹林として学術的な価値が高く、先祖の過去の宗教観が分かる民俗資料としての機能もしているので天然記念物に指定・保護されている。