일문

ケヤキは韓国をはじめとして日本、台湾、中国などの暖かい地方に分布している。枝が四方に広がって育ち丸い形態に見えて、花は5月に咲き実は円盤形で10月に熟す。幹が太くて樹齢が長く、憩い場の役割をする亭子の木として利用されたり村を保護して守る堂山の木として保護されてきた。

村に入る道の横で育っている原城大安里のケヤキは樹齢350年ほどと推定され、高さ24m、周囲8.1mだ。外から見るには丈夫で完全な木だが地面から6m程上の部位で切り出した一本の枝の下部分が腐っていて、空っぽの大きな穴が開いている。それだけでなくその穴に誰かが火を付けて穴の壁が焼けた。1993年度に火に焼けた部分を手術して良く育っている。

原城大安里のケヤキは長い年月、先祖たちの憩い場となって見守られてきた木として文化的・生物学的資料としての価値が高く、天然記念物に指定・保護されている。