일문

太白山脈の五台山から南西へ分かれた車嶺山脈の山並みにある原州の名山、雉岳山の主峰である飛盧峯(1,288ｍ)を中心に、南に香炉峰(1,043ｍ)、北に梅花山(1,084ｍ)、三峰(1,073ｍ)など1000ｍを越す高峰が南北に雄大な山群を形成している。

南北に伸びる稜線はところどころ深い渓谷を刻みながら、西には急傾斜を、東には緩やかな傾斜を形成している。

南の南台峰と北の梅花山など1,000ｍを越す高峰たちの間には険しい渓谷がそびえ立ち、昔から山景色が際立ち険しいことで名高く、過去には紅葉が美しいことから赤嶽山とも呼ばれていた。 季節によって春にはツツジ、夏には亀龍寺の鬱蒼たる松林と澄んだ水が美しく、秋の紅葉と冬の雪景色は壮観を極める。

雉岳山は、秀麗な景観とともに多様な文化・生態遺産を保有している。雉岳山の至る所には、江原道有形文化財である普光楼のある亀龍寺と、キジの恩返し説話が伝えられている上院寺、戦争遺跡地である領願山城と伐木禁止の象徴である黄腸禁標、韓国の代表的な温帯林として保存されている天然記念物93号城南里の城隍林などの文化資源がある。雉岳山には、かつて76寺にも達する大小の寺院があったと伝えられているが、現在は鴒願寺、普門寺、国亨寺、観音寺などの寺院が残っており、仏教文化の命脈を受け継いでいる。